イズモタンクの強みは、なんといってもその剛性の強さにあります。
重量物の搬送現場では、搬送物の重みから想像も付かない力が作用する場合があります。従来の搬送用台車では、その形状から「鋳造」による加工が主流となっています。重厚感のある製品は一見すると頑丈そうに見えますが、鉄を溶かして冷やして固める製法では、鉄本来の剛性が充分に発揮することができず、従って思ったよりも荷重以外の「ねじれ」や「たわみ」といった作用への耐性が課題となります。
ポイントは「溶接加工」
イズモタンクでは、そのウィークポイントをカバーするため、鉄本来の剛性を保つポイントとして鋳造ではなく、鉄を溶接することにより克服しています。また、荷重特性を最大限に引き出すことを目指し、構造の簡素化によるパーツ毎の強化を図り、余分な機能を削ることで、より一層の製品強化に取り組んでいます。
鋳造(ダイキャスト)ではなく、一つ一つを溶接で手作りしているため、高い剛性を実現。「ねじれ・よじれ」等の「歪み」に強く、重量物搬送に対して優れた耐久性を持っています。方向転換の際も、自由で適切な運動を可能にしました。
ローラーを支える部分に使用するシャフトには、特殊加工を施し、破損を軽減。台車のウィークポイントを解消し、重量物搬送時の安定した稼動を実現します。